コロナで路頭に迷う「ホステス」「風俗嬢」の地下活動

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ホステスからのLINE

 とはいえ、夜の街の住人たちも食べていかなくてはならない。例えば、店を辞めたキャバ嬢たちは、

「感染リスクを抑えるために、馴染(なじ)みの固定客と個別に会う『パパ活』に力を入れているようです」(同)

 実際、目下休業中の銀座のクラブに通っていたある常連客曰く、

「お気に入りのホステスから、『この前一緒に行ったレストランにまた行こうよ。来てくれたらいいことあるかも』といったLINEがバンバン送られてくる。中には『実家に帰るからお金ちょーだい』と、露骨に要求してくる子もいます」

 また、

「実際に会うことなく、チャットで男性の話相手を務めるチャットレディの人気が高まっていて、彼女たちの実入りは2、3倍に跳ね上がっていると聞いています」(門倉氏)

 風俗嬢たちも、

「SNS上で脱いだりしてみせる、アダルトチャットで稼ぐ子が増えている」(風俗愛好家)

 すでに「中国発」の時点から変異を遂げているともいわれる新型コロナウイルス。我ら衆生の欲望処理法も変異を遂げているようだ。

週刊新潮 2020年4月23日号掲載

特集「『コロナ』の決死圏」より

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