コロナ禍でとうとう「グッとラック!」も視聴率上昇 辛坊治郎にも感謝?
新型コロナの感染拡大で、テレビ各局の報道・情報番組の視聴率が軒並み上昇している。そんな中にあって、放送開始以来、低迷し続けていた立川志らくの「グッとラック!」(TBS)も番組史上最高の数字を叩き出したという。
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4月16日の放送で、その記録は打ち立てられた。なんと4・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)、初の4%台である。
たかが4・1%などと思ってはいけない。裏番組の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)が軽く10%を超える一方で、「グッとラック」ときたら1~2%というのがザラだったのだ。一体、何が起きたのか。民放プロデューサーが語る。
「コロナのお陰で、『モーニングショー』はじめ、『スーパーJチャンネル』(テレ朝)、「news every.」(日本テレビ)、「news zero」(同前)も今年最高の数字を出しています。人気が落ちたと言われる『ミヤネ屋』(読売テレビ制作・同前)も息を吹き返しています。『グッとラック!』も、これまでテレビを見なかった層が、いろいろなチャンネルに合わせているうちに、見られるようになったんでしょう。それには、今年に入ってからメジャーどころのコメンテーターを出演させるというテコ入れが行われたことも、功を奏したと思います」
それについてはデイリー新潮も「低迷『グッとラック!』新コメンテーター起用も効果ナシ 唯一評判のよい人とは……」(2月21日配信)で報じている。放送開始以来ずっと起用されていた名前も聞いたこともないようなコメンテーターに、今年に入ってから山田ルイ53世や小林麻耶、アンミカ、厚切りジェイソン、星野真里らを加えたものの、視聴率あまりパッとしないという内容だった。
「今年になってから2~3%になっていました。といっても、2%が3%に上がったからといって、胸を張れるようなものではありません。新しいコメンテーターを起用したことは多少プラスになったでしょうが、それより新年度初週の“スペシャルウィーク”に呼んだスペシャルコメンテーターが効いたかもしれません」(同)
スペシャルコメンテーターについても、デイリー新潮は「『グッとラック!』に“辛坊治郎登場”で霞んだ志らく 玉川徹との共演ならどうなる?」(4月11日配信)で報じている。スペシャルウィークには日替わりのコメンテーターを迎えたのだが、その初日(3月30日)に呼んだ辛坊治郎が大爆発し、MCの志らくは見る影もなかったという記事である。
「あの日の放送はかなり面白かった。業界でも話題になったほどですからね。だからか、翌日以降のスペシャルコメンテーターは、いずれも番組冒頭で辛坊さんについて触れるというリレーが行われました」(同)
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