ABC予想の京大「望月教授」 マスコミ嫌いのその素顔
「世紀の大偉業」「歴史的快挙」である。が、それを称える記者会見にご本人の姿はなかった。なぜ希代の難問「ABC予想」を証明した京大・望月新一教授(51)は、メディアに出ないのか。
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「数学界にとって大変明るいニュースです」
と言うのは、京大数理解析研究所の柏原正樹・特任教授。柏原氏自身、世界的な数学者であり、今回の論文の査読責任者でもある。
「彼の研究内容は私と大きく違いますのでなかなか難しかったのですが、非常に斬新な論文。なぜメディアに出ないのか、ですか……。それはわかりませんね……。私も取材に答えるのは好きではありませんし……」
望月氏の“マスコミ嫌い”は今に始まったことではない。8年前に本論文を出して注目された時も、32歳の若さで京大教授になった際にも、インタビューの類が一切残っていないのだ。
とはいえ、決してカタブツではないようで、前出・柏原教授も、「講義や講演は普通にやられていますよ」と言うし、親交のある加藤文元(ふみはる)・東工大教授も著書で、氏は「大の焼肉好き」で、「お気に入りの店が閉店した際、呆然と店の前に佇んだ」との逸話を明かしている。
オマケに、ご本人はブログも開設していて、そこでは意外なほどの饒舌。「ガッキー」こと新垣結衣のドラマの大ファンで、紅白歌合戦も見る。欅坂46や松田聖子が気になった、などと記されているのだ。
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