「月曜から夜ふかし」がコロナで考えた秘策 マツコと村上が“静止画”で登場の面白さ
4月13日の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ)は、MCの村上信五(38)とマツコデラックス(47)は静止画のみ、VTR映像でもワイプで映し出すこともなく、音声のみだった。新型コロナの影響で、テレビ各局が苦労して番組制作をする中、敢えて映像なしで挑んだのは、ある意味斬新だった。視聴率は14・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)を記録。コロナ拡大予防を逆手に取った手法に、業界からは感嘆の声が上がっている。
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この日の放送は「日本の大大大問題!!!春の全国一斉調査スペシャル」と題した2時間特番だった。まずは番組冒頭、MCが音声のみとなるに至った“お断り”が入る。
《今回は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため 多くのスタッフやカメラ スタイリストやメイクさんが集まる通常の収録をやめ 安全に配慮したうえで 村上 マツコの音声のみをお届けしていきます》
そして音声の収録風景が静止画で登場した。黒バックの何もない殺風景なスタジオで、やけに離れた2つの赤いソファー、村上とマツコが座っている。それぞれの前には、木箱らしきテーブルがあり、その上にはお茶らしくペットボトル。この静止画もボケボケだ。
村上:さあ、今日は、声だけ……。
マツコ:これ今、どういう状況で映ってるの?テレビには。
スタッフ:スタジオの空画(からえ)に音だけ入ってます。
村上:音だけやんな。
マツコ:ああ、まるっきり誰も映ってない状態で? ああ、なるほど。
村上:我々のビジュアルは完全に見えないまま、お送りするという形で。超安全に……安全を考慮したという……。
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