やっぱりUVに軍配!? マスク消毒のための「殺菌グッズ」厳選5 

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「消毒済みです」

 今回、この携帯型UV除菌機購入を機に、紫外線(UV)による殺菌器具をいろいろと調べてみたところ、思ったよりもいろいろな分野でUV除菌が利用されていることが分かった。

 まずは、医療用の分野。例えば明城製作所が出している「白衣殺菌ロッカー」は、15WのUV殺菌灯を2本使って白衣を殺菌するロッカー。また、食料品をはじめとする製造工場の分野でも幅広くUV殺菌機が使われている。これらは業務用なので、一般個人が購入できるような値段ではない。

 これに対して、比較的安価な商品としては、例えば鍼灸の世界で高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)にかけて殺菌した器具を保管するためにUV殺菌庫が使われている。株式会社テラオカの殺菌灯付保管庫DM-5は、小型の電子レンジのような収納庫に10WのUV灯が内蔵されており、ドアを開けると自動でUV灯が消える安心の設計だ。

 そういえばサウナにいくと、「消毒済みです」と書いてある櫛がなにやら青白い光を放つ箱に収納されていた。そこから櫛を取り出して使っていたが、同じものだろうか。

 さらに、UV殺菌は水に対しても有効であることから、産業用工場などでの水利用時に使われている他、熱帯魚マニアの間では、水槽を殺菌するために「水中UV除菌ライト」を設置するのが当たり前ということだ。例えば神畑養魚株式会社の「ターボツイスト Z」は水苔の除去にも効果があるとのこと。ちなみにネイルケア業界でもUVライトは愛用されているらしい(UVでジェルネイルを硬化させるため)。

 ということで、UV(紫外線)を使った殺菌ガジェットはいろいろとあることが分かった。コロナ対策のマスクの除菌にどれくらい効果があるのか分からないが、安心感を得るという目的でも十分だろうと判断。MEDIKの「マスクの除菌と乾燥が行えるUV-C LED深紫外線内蔵ケース」の他に、テラオカの殺菌灯付保管庫DM-5(楽天市場で税込2万8665円)、それに紫外線から目を守る「防護メガネ」(Amazonで税込2582円)も注文してみた。

 コロナの引き篭もり生活が続く中、UV除菌ガジェットが届くのを楽しみにしている。実際に使ってみたら、またレポートをお届けしたい。

北島純
社会情報大学院大学特任教授
東京大学法学部卒業。専門は戦略的パートナーシップ、情報戦略、腐敗防止。著作に『解説 外国公務員贈賄罪』(中央経済社)、論文に「外国公務員贈賄罪の保護法益に関する考察―グローバルな商取引におけるインテグリティ」(「社会情報研究」第1号)などがある。ニックネームは「ジュンジュン」(デンマーク語だとユンユン)。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年4月20日掲載

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