やっぱりUVに軍配!? マスク消毒のための「殺菌グッズ」厳選5 

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アベノマスクに備えて

 政府が全世帯に2枚配布するという布マスク(通称アベノマスク)の配達が、17日始まった(らしい。ウチにはまだ届いていないけど)。

 緊急事態宣言で外出自粛が要請されている最中とはいえ、食料品の買い出し等、マスクをどうしても使いたい機会はある。しかし、相変わらず市中のドラッグストアでマスクは買えず、手元にあるマスクを使い回さざるをえないのが実情だ。

 アベノマスクが届いたとしても2枚だけ。これを家族みんなでシェアするのか? 嗚呼、どうやって切り抜ければいいのか。

 布マスクの再利用については、経済産業省と厚生労働省が「衣料用洗剤と塩素系漂白剤を使って桶で洗う方法」をYouTubeで公開している。政府公認のやり方で安心といえば安心だが、塩素系漂白剤を使って本当に大丈夫なのか、小さい子供や高齢者がいる家庭では不安も残るだろう。日本衛生材料工業連合会という、全国マスク工業会が所属している業界団体のウェブサイトには、マスクを洗う際に「漂白剤などは使用しないでください」とはっきり書いてあるし。

 アルコール(消毒用エタノール)をマスクに吹きかける除菌方法も、本当に身体に悪影響がないのか、これまた心配が残る。そもそも消毒用エタノール自体もほとんど入手できなくなっている。

 今回のコロナ禍における迅速な対応で一躍世界に名を轟かせた、台湾の天才IT担当大臣・唐鳳(オードリー・タン)氏はTwitterで、「電鍋」を使ってマスク(サージカルマスク)を殺菌する方法を紹介している。ポイントは、水を入れないで8分蒸すこと。これで3~5回は再利用できるという。

 これはいい!と思うけれど、「電鍋」ってそもそも何?どうも台湾独特の蒸し型電気釜(炊飯器)の一種のようだが(大同電鍋というらしい)、ウチにはない。普段お米を炊いている炊飯器を流用するのも気が引けるし、水を入れない普通の鍋で「蒸す」というのも、危ない気がする。

 うーん、困った、と思っていた時、クラウドファンディングで「マスクの除菌と乾燥が行えるUV-C LED深紫外線内蔵ケース」というものを発見した。

 これは、株式会社MEDIKという医療機器メーカーが開発した携帯型UV除菌機で、UV-C(深紫外線)という波長の紫外線をLED光源からマスクに浴びせるとともに、内蔵ファンを回してマスクを乾燥させるというもの。メーカーによれば「10分間の運転で99.8%の細菌を除菌できる」とのことだ。

 細菌(=バクテリア)は細胞を持つ生き物で、細胞を持たないウイルスとは異なる(ウイルスを生き物とは言わないらしい)。

 このマスク除菌機は「細菌」に対する高い除菌効果を謳っているが、果たして新型コロナ「ウイルス」にどの程度効果があるか分からない。しかし、まさにこれが欲しかったガジェットだ!ということで、とりあえず注文してみた(Makuakeで税込7120円)。到着予定は4月末とのこと。

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