テレ朝「玉川徹」に田崎史郎氏が思わずホンネ 「羽鳥モーニングショー」は絶好調

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思わずホンネ

●4月9日(木)
 この日は緊急事態宣言の発令が遅いと指摘する玉川に対し、田崎氏は、強引に発令すれば批判や混乱を招く懸念があると政府の立場を説明した。相変わらず、歩み寄ることはなく……そして、ついに田崎氏の堪忍袋の緒が切れた。

玉川:ただでさえ遅いんです、緊急事態宣言が!(中略)少なくとも東京都は果敢に、遅いと思ったからやろうとしたわけじゃないですか。それを政府が邪魔しているように見えますよ。

田崎:強制的にやるようになると、強制権限はできるだけ自重したほうがいいという判断が働く。だから、何でもいいドンドンやれっていうなら、その時に批判もせずに、どうぞやってくださいならいいんですけど、早くやろうとすると、それなりの反発も出てくる。ある程度、国民の意見が熟すのを待っていたという面もある。

玉川:えっ? 何が正しいかじゃなくて反発が出るか出ないかが大事だったんですか? 政府は!

田崎:そうじゃなくて、世論が熟してくる、いろんな動きを見ながら、間に小池さんのロックダウン発言もあったでしょ? ああいう風に都市封鎖だと誤解を受ける時期にやったら、非常に混乱を招いたでしょ。

玉川:何を気にするんですか? 次の選挙ですか?

――このまま、平行線のやりとりが続く。そして、

田崎:政治家というのは、いろいろなことを考えるわけですよ。玉川さんほど短絡的に、これでバッといけるものじゃないんです!

玉川:短絡的に言っているんじゃなくて、正論を言っているつもりなんです。短絡っていうのは、思慮が足りないってことでしょ。

「もはや田崎さんは政府の代弁者扱い。スケープゴートのようでした」(同)

 それにしても、「とくダネ!」や「ひるおび!」(TBS)に出演しているときの、田崎氏は好々爺であり、こんな気色ばんだ物言いはしない。ひょっとして「モーニングショー」は、役を与えられたプロレスなのだろうか。

「情報番組にも台本はあります。事前の打ち合わせでは、特にMCとは時間をかけてやりますし、ボードを使った進行の仕方などはしっかり確認します。専門家に方にはボードに反映させる意見をもらうなど、取材もします。しかし、コメンテーターについては、『今日の放送は、こんなテーマでやります』といった程度の簡単なもの。バラエティと違って、喧嘩させるような台本はありません。田崎さんの“短絡的”は思わず出てしまった本音でしょうね。一方の玉川氏が、良くも悪くもズバッと言うのは、あれこそ自身が考えるコメンテーター像なのでしょう。演じているというか、テレ朝社員として計算もあると思います。感情的に見える部分が面白がられているのを承知の上で、煽っているのだと思います」(同)

 結果、視聴率もアップするわけか。テレ朝は田崎氏に感謝したほうがいい。

週刊新潮WEB取材班

2020年4月15日掲載

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