コロナ経済対策は間違いだらけ 「30万円給付」で日本は回復しない!
リーマンショック時を超える経済対策――。安倍総理はそう胸を張るのだが、中身はマスク2枚に限定的な30万円給付と、事業規模108兆円と言う割に小粒感が拭えない。本当にこれで日本経済は回復するの?
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もっとも、今回の経済対策が当初から躓いていたのは否定しようもない。
全世帯への布マスク2枚の配布を安倍総理が明らかにしたことで、メディアから総バッシングを受けていたからだ。
政治部デスクの解説。
「発案者とされるのは経産省出身の佐伯耕三首相秘書官。今井尚哉首相補佐官の右腕としても知られる総理の側近です」(同)
日本中が失望で覆われた“アベノマスク事件”から挽回すべく、今回の経済対策はいつになく力が入っているのは言うまでもない。
このデスクが続ける。
「当初、今回の経済対策は事業規模でリーマン時の56兆円を超えると想定されていました。しかし、今月6日、安倍総理は108兆円の事業規模と発表し、大幅に“増額”。背景にこれまでの批判を払拭したいという思いがあったようです」
ところが、中身を見ると、
「中小企業向けに実質無利子無担保の融資や税金・社会保険料の支払い猶予が示され、事業規模を大きく見せていますが、実際に政府が財政支出する“真水”の割合は低い。アメリカの2兆ドル規模の経済対策のほとんどが真水で構成されているのとは対照的です。目玉である収入が減った世帯に対しての現金30万円支給についても、その要件が厳しすぎると異論が噴出しています」(同)
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