「コロナ地獄」に近づく日本 テレビが煽る悲観論、緊急事態宣言の必要はあったのか
新型コロナウイルスが地獄にたとえるほどのものかどうかはともかく、状況は確実にコロナ地獄に近づいている。地獄の沙汰がカネ次第だとしても、緊急事態宣言下ではカネも失われていく。地獄の業火はいつ鎮まるか。それに包まれながら、我々はどう生きるのか。
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我々が耐え忍ぶ1カ月。意味があれば辛抱もできようが、だれかのパフォーマンスの犠牲になるのだとしたら、どうであろう。せめて、その先の出口を見通しておきたいものである。
東京都内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数が、4月4日に117人、5日に143人と3桁に達してから、雲行きはにわかに険しさを増してきた。...