コロナで“売春難民”続出でもしたたかに稼ぎ続ける「リフレ」女子の実態

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営業を続けるグレーゾーンのリフレ

 これだけ外出自粛や男女が密接する業種への注意が呼び掛けられているにもかかわらず、複数の店が営業を続けている“グレーゾーン”業種もあるというから驚きだ。

 若い女性が男性客に簡単なマッサージをしたり、ハグや添い寝などの“いちゃいちゃ系”オプションをする、通称「リフレ」だ。

 リフレは東京・秋葉原や池袋に多い。雑居ビルなどの部屋で営業する「店舗型」と、ラブホテルやレンタルルームに女性が赴く「派遣型」に分かれ、特に派遣型のほうは現在も営業を継続している店が目立つ。全国紙の社会部記者はこう話す。

「リフレは本来“ヌキあり風俗”ではないのですが、かつて女子高生が多く働き、“裏オプション(裏オプ)”と呼ばれる性的サービスをこっそりする子が現れたことから社会問題化し、店舗型の一部が警察に摘発されました。そうした経緯もあって、最近は表向き『リフレ』と謳いつつも、風営法上の『無店舗型性風俗特殊営業』(いわゆるデリバリーヘルスなど)として当局に届け出て、派遣型として営業する店が増えています」

 しかし、ホームページでは“性風俗”とは明示していないので、

「緊急事態宣言発令後も平然と営業を続けている店があります。多くの派遣型リフレでは実際、ラブホテル内で女性が追加料金をもらって本番やヌキ行為などの“裏オプ”をする行為が横行しているのが現状。不特定多数の男女が密室で密着する業態のため、感染リスクを考えると危険ですよね」

 緊急事態宣言発令後、初の日曜日となった4月12日、都内の某派遣型リフレの公式サイトを見ると出勤嬢は6人。写真を見る限り、皆ごく普通のかわいらしい女性で、うち18歳が5人おり、高偏差値の現役女子大生をアピールする女子もいた。

「リフレは金持ちら良客のみと性的行為をし、嫌な客やケチな相手にはそうしたことをする必要がない“グレー”な業種だけに、コロナ拡大の前から、お金を稼ぎたい普通の大学生らが多数働いています。それだけに危機感が薄い女性も多い。また、男性客が感染しても、保健所の調査に対し、『リフレに行った』とはなかなか言いづらいので、感染経路不明者の温床になる可能性もあります。今後、都などが休業要請対象業種にリフレを具体的に明記するかは不明ですが、もしそうなれば、さらに“難民”が増えそうですね」

 未曽有のウイルスショックは、終息するまで、一部女性たちの「裏の経済」にも大きな混乱を与え続けそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年4月13日掲載

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