「韓国」トンデモ総選挙 慰安婦団体と徴用工遺族が対立

国際 韓国・北朝鮮

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 新型コロナウイルスの感染者が1万人を超える韓国。その惨状は日本以上だが、文在寅大統領にとっては悪い話ばかりではないよう。

「コロナの問題は経済、政策など、文政権の失政を全て吹き飛ばした。危機突破を訴える文氏の支持率は55%と、1年数カ月ぶりの高水準となりました」(ソウル特派員)

 この“コロナ特需”を追い風に文大統領が挑むのは、4月15日に投開票が行われる韓国国会の総選挙である。

「一院制で、小選挙区と比例区を合わせた300議席のうち、現有議席は、革新系与党『共に民主党』が121、保守系野党『未来統合党』が104議席。与党が過半数を獲得すれば、文大統領の任期の残り2年間は安定します。一方、過半数を割ればレームダック化が加速し、また例によって、文大統領が捜査当局のターゲットになる可能性も」

 まさに政治生命がかかった正念場。だが、さっそく綻びも見え始めたという。

 韓国人記者によれば、

「実は、ある議席を巡って“徴用工”と“慰安婦”が火花を散らしているのです」

 反日運動の両輪ともいえる二つのシンボルに、一体何があったのか。

「3月23日、慰安婦支援団体である正義記憶連帯の尹美香代表が与党系の“市民推薦候補”に選ばれました。彼女は、比例区で当選が確実視されているんですが、これに元徴用工の遺族らが異を唱えたのです」

 正義記憶連帯とは“挺対協”の後継団体で、慰安婦問題追及の急先鋒。尹氏は、2016年の日韓合意による“償い金”の受け取り拒否を元慰安婦たちに指南した“筋金入り”である。

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