コロナで「緊急事態」だからこそ見たいドキュメンタリー「さよならテレビ」
「撮るなって言っているだろう!」
緊急事態宣言が発令された今、コロナウイルスの関連情報を入手しようと、テレビに回帰する人は増えているのではないだろうか。そんな時だからこそ見て欲しいドキュメンタリー映画がある。名古屋市に本社を置く東海テレビが制作した『さよならテレビ』だ。
テレビ局の取材というと、いかついカメラを担いで時にズケズケと取材対象に迫っていくイメージが強い。あるいは、“テレビに出させてやっている”という横柄さを感じたことがある人も、少なくないだろう。
本作はカメラのレンズを180度回転させ、自分たち、つまりテレビ局の現状についてフォーカスする。...