「志村けんさん」の遺族はなぜ火葬場に行けなかったのか 東京だけの特別な事情とは
3月29日に新型コロナで亡くなった志村けんさんが、都内の斎場で荼毘にふされたのはその2日後のことだった。実兄の知之さんは31日、病院の遺体安置室に行ったが、本人の顔を見ることはできなかったという。感染の危険があるという理由で、病院で斎場に向かう柩を見送り、東京・東村山市の自宅に戻った後、葬儀社の関係者から遺骨を渡されたそうだ。なんとも気の毒な話ではないか。
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厚生労働省が出している「新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業者の方向け)」(令和2年4月2日時点)には、こんな記述がある。...