韓国人の奇妙な国民感情、官邸へ新型コロナ“輸出用検査キット”に「独島」と命名の請願

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コロナ対策で大きく株を上げた文在寅大統領

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、このところ大きく支持率を上げている。調査会社リアルメーターによると、4月第1週は支持53.7%、不支持43.2%。韓国ギャラップが24~26日に行った調査では、支持率が55%に達した。チョ・グク元法相のスキャンダルで支持41・4%、不支持56・1%まで大きく落ち込んだ昨年10月に比べると、回復ぶりがめざましい。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、このところ大きく支持率を上げている。調査会社リアルメーターによると、3月第4週は支持52・6%、不支持44・1%。韓国ギャラップが24~26日に行った調査では、支持率が55%に達した。チョ・グク元法相のスキャンダルで支持41・4%、不支持56・1%まで大きく落ち込んだ昨年10月に比べると、回復ぶりがめざましい。

 主な理由はほかでもない、コロナウイルス対策だ。韓国の1日あたり新規確定患者数は、2月29日の909人をピークに減少。3月第2週から100人前後で推移した後、4月6日、7日はそれぞれ47人、8日は53人だ。

 累計検査件数48万6003件(4月8日時点)という大規模な検査態勢、徹底した接触者の追跡と個人のプライバシー保護を後回しにした情報提供、病床不足解消のための軽症者用「生活治療センター」開設――。こうした数々の対策で感染拡大を抑え込んだとの評価が、文政権への支持につながっているわけだ。

欧米メディアも韓国のコロナ対策を称賛

 文政権への高評価は国内だけではない。米紙「ニューヨーク・タイムズ」は「韓国はどうやって増加するグラフを抑え込んだか」と題した3月23日付の記事で、「韓国は中国を除いて感染の拡大を抑え込んだ唯一の国だ。しかも中国のように厳格な言論や行動の規制、また経済にダメージを与える欧米のようなロックダウンを行わずに実現した」と称賛した。

 英紙「ガーディアン」(3月28日付)も、次のように韓国の対応を評価している。「運命を決する日から2カ月、アメリカと韓国が見せたコロナウイルスへの対応は両極端だった。片方の国(韓国)は迅速かつ大胆に行動してウイルスを発見・隔離し、広範囲にわたって危機を食い止めた」「最初の確定例が出た週のうちに、韓国の疾病管理本部は戦時下の会議のように20の民間企業を呼び、即座にウイルス検査の開発を行うよう伝えた」。また同紙は今年1月に米保健当局の元トップ2人の「政府は民間企業とともに、提供者にすぐ行き渡るような簡便かつ素早い診断テストを開発することに注力すべきだ」というアドバイスを紹介し、それこそが韓国がやったことだと伝えた。

 米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は3月24日、韓国大統領官邸関係者の話として、米トランプ大統領が文在寅大統領にアメリカのコロナ対策を助けるための医療用具を送ることが可能かどうか尋ねたと報じている。ただし同紙によるとホワイトハウスはコロナ対策について両首脳が通話したことは認めたものの、医療用具の提供については回答を避けたという。

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