コロナの影響は皇室にも 「雅子皇后」会見は幻に…眞子さまはテレワーク

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眞子さまもテレワーク

 あわせて、先の記者が続けるには、

「雅子さまが最後に記者会見をなさったのは、長期療養に入られる前、2002年12月のオセアニアご訪問時でした。我々は今回、18年ぶりの肉声をうかがおうと、ご出発前の会見を宮内庁に要請していたのですが、これも完全に振り出しに戻った格好です」

 一方で4月には、一連の御代替わりの儀式の締めくくりとして、秋篠宮さまが皇位継承順位1位となられたことを宣明する「立皇嗣(りっこうし)の礼」が執り行われる。

「その中心儀式である『立皇嗣宣明の儀』は、4月19日に皇居宮殿・松の間で行われますが、コロナの影響で、当初予定されていた約350人の参列者は約50人に減らされました。さらに“密閉・密集・密接”を避けるべく、松の間を開け放して行う方向で調整が進んでいるのです」(同)

 2日後の4月21日には、

「三権の長や各国駐日大使など、計およそ730人の招待客をもてなす『宮中饗宴の儀』が2回にわたって立食形式で催される予定でしたが、こちらもすでに中止が決まっています」(同)

 平安時代ならば疫病は「物の怪」の仕業として陰陽師の出番となるところだが、ご公務のキャンセルが続く秋篠宮家では、東京・丸の内の博物館「インターメディアテク」に勤務される眞子さまも、ご自宅でテレワークなさっており、

「皇嗣職の説明では、ご一家は先々のご公務も見据えられ、これまで手掛けられなかった『宿題』をなさっているとのことでした」(同)

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「眞子さまと小室圭さんとの問題も尾を引く中、ムードを変えるよい機会だったのですが、秋篠宮家にとっては幸先のよろしくない形になってしまいました」

 令和の世に、時ならぬ暗雲が垂れ込めつつある。

週刊新潮 2020年4月9日号掲載

特集「『コロナ戦線』異状あり 『雅子皇后』会見は幻に… 皇室に垂れ込める『疫病禍』の暗雲」より

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