首都「ロックダウン」で何が起こるか 合理性なき封鎖、日本ならば経済との両立可能
ゴーストタウンと化した欧米の映像を、もはや人ごとのように眺めてはいられないのか。小池百合子都知事は、首都のロックダウンに言及しはじめたが、パフォーマンスに、惑わされてはいけない。
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お彼岸の3連休、桜の開花が進み、都内各地は多くの人出で賑わった。自粛疲れによる気の緩みが指摘されたが、小池都知事が初めて首都封鎖、すなわち「ロックダウン」の可能性に言及したのは、連休が明けた3月23日のことだった。
さらに2日後には、都内の新規感染者が40人台に急増したのを受け、「このままではロックダウンを招く」と警告し、週末の不要不急の外出自粛と、平日の在宅勤務などを呼びかけたのは、ご存じの通り。...