「新型コロナ禍」は韓国「4.15総選挙」をどう動かすか(上)
韓国で最初の「新型コロナウイルス」感染者が確認されたのは1月20日だった。
その後、信者数が20万人を超える新興宗教「新天地イエス教会」での集団感染が発生し、韓国は一時、中国に次ぐ感染者数を抱える国となり、国を挙げての新型コロナとの闘いが続いている。
一方、韓国では4月15日に総選挙が予定されている。この総選挙は文在寅(ムン・ジェイン)政権への「中間評価」でもあり、与党が敗北すれば文政権のレームダック化が急速に進むとみられている。
2022年春に予定されている大統領選挙の前哨戦でもあり、韓国の進歩政権が続くのか、保守が政権を奪還するのかを占う選挙にもなる。...