2億円の新薬も保険適用…国を破綻させる「ムダな医療」 抗生物質の6割は不必要!?

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国を破綻させる「ムダな医療」(1/4)

 効果は抜群。しかし、1回の点滴で実に2億円という新薬が保険適用されることになった。医学の進歩は朗報。しかし、問題は「カネ」である。医療費は膨張の一途を辿り、国家財政も赤字が続き……。新薬を活かすためにも、まずは「ムダな医療」にメスを入れよ。(以下は「週刊新潮」3月26日号掲載時点の情報です)

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 医療と経済について語られる際によく用いられる譬えが「姥捨て山」である。年老いた民を養う余裕がない貧しい集落では、ある一定の年齢に達し、働けなくなると、村人は山奥に置き去りにされ、死を迎える“掟”がある、という伝説だ。...

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