朝日の名物記者が“左遷”に恨み節ツイート スクープ連発も記事に“物言い”

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〈突然、4月から記事審査室だと言われました。広報部門となり、朝日新聞記事は書けません……戸惑っています〉

 3月15日、突然、こんなツイートを発信して物議を醸したのは、日本を代表するクオリティペーパー「朝日新聞」の女性記者である。

 一体、何があったのか。

「彼女は北海タイムス、北海道新聞を経て朝日に中途入社しました」

 と、朝日新聞関係者。

「要は、会社に“左遷”されたと怒っているんですよ。彼女は道新時代にも、朝日入社後にも、新聞協会賞を受賞しているような名物記者なんですけれどね」

 かくも優秀な人材を“左遷”するとはどうしたことか。実は、この記者には、やっかいな一面があるのだ。

「スクープを連発しても、ことごとく“物言い”がついてしまうんです」

 その一つが、彼女が2013年の1月に書いた“福島原発手抜き除染”のキャンペーン記事。

「新聞協会賞にも輝いた記事でしたが、証言者の除染作業員にICレコーダーを渡して、取材チームの“意に沿う”証言を誘導したと『週刊新潮』に暴かれてしまった。その後も、医療関係や教育関係など様々な“スクープ”を放ちましたが、取材対象者から“恣意的すぎる”と抗議の声が上がることが多かった」

 そんな一面ゆえか、異動の打診は今回が初めてではないという。

「原発取材に専念させようと東北の支局への異動を打診されたこともあったのですが“東京で講演活動があるから”なんて理由で断ってきたんです。いよいよ記事審査室に飛ばされて、社内では“望月衣塑子になれなかった女”などと揶揄される始末です」

 記事審査も大丈夫?

週刊新潮 2020年4月2日号掲載

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