「キムタク長女」デビューの裏のお膳立て “私人”からVOGUE誌に起用

エンタメ

  • ブックマーク

“そんなこと聞くの?”

 さるスポーツ紙の芸能担当記者が明かすには、

「今回は母親が矢面に立たぬよう、PR会社が間に入りニッカンと報知が先んじて報じる予定でした。けれど、工藤静香と太いパイプのある他社の記者が嗅ぎつけ、記事にしたいと懇願した結果、最終的には全紙扱う形で調整が入ったのです」

 とはいえ、もともとキムタクはプライベート、特に家族の話題を振られることを嫌がっていたという。

「2年前、キムタクが主演した映画の囲み取材で、事前に事務所から“映画のことを質問するなら、Koki,のことも聞いてよい”という話があったんです。それである社が質問したのですが、当の本人は“なんでそんなこと聞くの?”と顔を顰(しか)めて場が凍りついたことがありまして。それ以来、新聞が長女のことも含めて質問をしたり、書くことは憚(はばか)られていたのです」(同)

 これまで子供については「私人」として情報公開を拒む強固な姿勢を見せてきたわけだが、一転、「芸能人」ともなれば、メディアへの露出は大歓迎というわけなのだろう。

「実績のないモデルなら表紙は難しい。共にスターであるご両親の伝手やノウハウが活きたのでしょう」

 と話すのは、ファッション評論家の堀江瑠璃子氏。

「VOGUEという雑誌は名前こそ知られていますが、日本版は部数も少ないので、わりと思い切ってその月の売り上げをアップさせる話題づくりができる。だから雑誌にとっても今回は良い選択で、ご本人やご両親からしても格のある雑誌でデビューできるので、満足のいくやり方だったのでは」

 双方ウィンウィンの戦略だったというわけだ。第二の矢は果たして――。

週刊新潮 2020年4月2日号掲載

ワイド特集「オーバーシュート」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。