モンゴルのコロナ感染は超少数 中国に隣接なのになぜ?
世界中に新型肺炎を撒き散らした中国と国境を接していながら、感染者が10人にとどまっているのがモンゴルだ。人口1万人あたりにすると0・03人。日本が0・08人だからいかに少ないか分かる。10人の感染者もチャーター機で帰ってきたモンゴル人と、駐在のフランス人で、国内感染ではない(3月23日時点)。医療が充実しているわけではないのに、どうやってパンデミックを抑えているのか。
2月下旬に、現地を訪れていた米ハドソン研究所の磯村順二郎氏が言う。
「モンゴルは経済的に中国に依存している国ですが、1月に武漢での新型肺炎のニュースが伝わると、陸路も空路もシャットアウト。...