4月から小学校で必修化も… 日本の子供に身につけさせるべきは「英語」ではない

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幼少期の英会話が招く学力崩壊――榎本博明(2/2)

 2020年4月から小学校で英語が必修科目となり、親の関心がますます高まる、英語早期教育。が、早く教育を始めたほうが英語ができるようになるというのは、幻想に過ぎないという。むしろ、第一言語(母語)が十分に発達しないまま英語偏重教育を受けることによって、どちらの言語も中途半端な「セミリンガル」になってしまう恐れがあるというのだ。

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 私たち日本人は、日本語でものを考えます。ゆえに思考力や想像力を高めるには、日本語を単なるコミュニケーション言語のみならず学習言語にしていくべく、日本語の本を読み、国語力を磨く必要があります。...

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