完成直前「謎の死」を遂げた主人公
3月21日に東京・新宿の「K’scinema」で、ドキュメンタリー映画『馬三家からの手紙』が公開された。
中国・瀋陽の「馬三家労働教養所」(以下、馬三家)に収監された「法輪功」のメンバー、孫毅(スン・イ)が、その過酷な拷問や弾圧、釈放後も続く監視、嫌がらせなど、自身やメンバーに対する人権侵害の実態を告発する作品だ。
2012年、米オレゴン州の女性が購入した中国製のおもちゃの箱から、英語で書かれた手紙が見つかった。馬三家の実態を訴えるSOSで、世界で大きな反響を呼び、中国の労働教養制度の廃止にもつながった。...