フジ「ノンストップ!」が放送9年目の大ピンチ 囁かれる設楽統の”問題点”
マンネリ化の声も
2番組のデッドヒートを報じた記事がある。サンケイスポーツが12年2月に掲載した「バナナマン設楽、ライバルは『ちい散歩』」だ。「ノンストップ!」がスタートすることを紹介した内容なのだが、本文の一部をご紹介しよう。
《「ノンストップ!」とほぼ同時間帯で、同じ月~金曜の生放送番組は日本テレビ系「PON!」(10:25)とテレビ東京系「7スタLIVE」(9:27)の2つ。6日の「知りたがり!」の視聴率は5.1%で「PON!」の4.9%をわずかに上回った。ほかに、収録番組だがテレビ朝日系「ちい散歩」(9:55)が6.5%を記録しており、「ノンストップ!」のライバルとなりそうだ》(註:全角数字を半角数字に変換するなど、デイリー新潮の表記法に合わせた)。
関東ローカルの「ちい散歩」(テレビ朝日・06~12)がトップを走り、「知りたがり!」と「PON!」が互角の争いを繰り広げていたことが分かる。
フジは午後のワイドショーを復活させることを決め、12年4月から「知りたがり!」を午後2時からの放送に引っ越しさせた。そして空いた枠に「ノンストップ!」が入ったのだ。この後の“戦い”については、前出の民放キー局関係者に説明していただく。
「12年にスタートした設楽さんの『ノンストップ!』は主婦層に評価され、ビビる大木さん(45)や岡田圭右さん(51)などを日替わりMCにしていた『PON!』に視聴率で勝ちます。そのため18年に『PON!』は終わりを迎えます。さぞかしフジは喜んだでしょうし、次の番組が『バゲット』と知って、自信を深めたのではないでしょうか。何しろ『バゲット』のMCは、青木源太アナ(36)と尾崎里紗アナ(27)という局アナコンビです。予算削減という印象は強く、『日テレは戦わずして逃げ出した』と思われても不思議はありません」
ところが実際は、今年3月に入ると、「ノンストップ!」は「バゲット」や「それいけ!アンパンマン」にも視聴率で敗れてしまったのだ。一体、何が原因なのだろうか。
「『ノンストップ!』には、週刊文春に半年間で2回の不倫を報じられた千原せいじさん(50)が、隔週でレギュラー出演しています。主婦層が嫌気したとの報道もありますが、番組全体の魅力が低下しているということでしょう。コメンテーターや企画のマンネリ化を随所に感じます。4月から、よゐこの濱口優さん(48)とユージさん(32)が新レギュラーとして出演しますが、正直なところ、テコ入れとしてはインパクト不足です。このまま視聴率が回復しないと、たとえ放送9年目を迎える看板番組でも、改編期には打ち切りの議論が起きる可能性があります」(同)
安定感と好感度の固まりのような設楽統に、思わぬ“危機”が迫っているようだ。
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