フジ「ノンストップ!」が放送9年目の大ピンチ 囁かれる設楽統の”問題点”
「アンパンマン」にも敗北
フジテレビの「ノンストップ!」は2012年に放送を開始した。MCを務める設楽統(46)も、すっかり“朝の顔”として定着した――はずだった。しかし最近、異変が起きているという。
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ライバル民放キー局で、番組制作に携わる関係者が、「視聴率が悪化しているのです」と明かす。(註:以下、視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
「今年の3月に入って、日本テレビ系列の『バゲット』(月~木・10:25)に負けっぱなしなんです。正確に言うなら、1回だけ日テレを上回りましたが、それは『バゲッド』ではなく『それいけ!アンパンマン』(金曜・10:55)だったのです。そして3月13日には、そのアンパンマンにも敗れました。これは一大事です」
そもそも平日の午前10時台から11時半の時間帯は、フジテレビと日本テレビが激戦を繰り広げてきたことで知られる。
いや、正確に言えば、90年代から2000年代初頭は、フジテレビの独壇場と言ってよかった。そこに日テレが、宣戦布告を叩きつけたのだ。放送担当記者が振り返る。
「例えば、団塊ジュニアが『90年代、平日の午前10時台』と聞いて思い浮かべるのは、フジの『ジョーダンじゃない!?』(1992~93)、『どうーなってるの?!』(1993~2000)ではないでしょうか。両番組とも小倉智昭さん(72)と中村江里子さん(51)がMCを担当しました。99年4月に小倉さんが『情報プレゼンター とくダネ!』(平日・8:00)に移り、この枠は少し人気を落とします。しかし後継の『こたえてちょーだい!』(01~07)で川合俊一さん(57)と菊間千乃さん(48)のMCが『視聴者の投稿で番組を進める』という『どうーなってるの?!』路線を踏襲し、人気が回復しました」
日テレも手をこまねいていたわけではない。まずは「峰竜太のホンの昼メシ前」(1996~2002)をスタートさせる。
決して失敗作ではなかったのだが、何よりも関東ローカルだった。フジの小倉智昭・中村江里子コンビに、全国ネットで真正面から戦いを挑んでいたわけではなかった。
「峰竜太さん(68)が主婦層に好感を持たれたことが分かり、日テレは朝のワイドショー『ザ!情報ツウ』(02~06)のMCに起用します。ただし、番組の終了時間は10時25分。ライバルの『こたえてちょーだい!』は放送を続けていましたが、日テレはその後を『探偵物語』(1979~80)など過去の名作ドラマを再放送したり、韓流ドラマを放送したりして、なかなか対抗できませんでした」(同)
日テレは05年10月から、大阪の読売テレビが制作・放送していた「なるトモ!」(04~09)を、関東地区でも放送することを決定する。
金曜を除いて午前9時55分から11時20分の放送時間となり、「こたえてちょーだい!」を追撃する態勢が整った。
この時、MCは、なるみ(47)と陣内智則(46)。ちなみに06年11月には藤原紀香(48)が結婚するとの情報が流れたため、番組視聴率が10・7%と急伸する幸運に恵まれた。しかし、その後は伸び悩んだようだ。
「潮目が変わったのは06年です。日テレが夕方に放送していた『ラジかる!!』(05~06)を『ラジかるッ』(06~09)にリニューアル、午前9時55分から11時25分の枠で放送し、視聴者の支持を集めます。一方のフジは『こたえてちょーだい!』を07年に終了させると、迷走を始めます。次の『わかってちょーだい!』が約半年で打ち切りとなり、その後も『ハピふる!』、『スパイスTV どーも☆キニナル!』と短命番組が連続してしまいました」(同)
フジは10年、報道色を強めた「知りたがり!」(10~13)をスタートさせる。放送時間は午前9時55分から11時半。これに日テレも、09年にスタートの「おもいッきりDON!」(09~10)を同年に「PON!」(10~18)へとリニューアルさせ、午前10時25分から11時半まで放送することで対抗した。
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