つげ義春が自ら語る、私小説的マンガの創作部分 便所を改造した部屋に住んでいたのは……
2月1日、フランスのアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞した、つげ義春さん。同行した編集者の浅川満寛さんが、帰国後のつげさんに、受賞の感想や近況を聞いた。
人前に出ることを嫌うつげさんが、今回フランスへ行くかどうかは、本人が空港に現れるまで、誰にも分からなかった。
息子の正助さんに連れられ、無事、羽田空港に現れたつげさんだったが、荷物は小さなショルダーバッグ一つで、搭乗寸前まで「いや…もう…帰りたいです」と口にしながらの旅立ちだったという。...