萩生田光一大臣のカジノ疑惑 “マカオ特別待遇”の証拠動画
フェリーターミナルを出発し、ギャラクシー社が運営する「ギャラクシーマカオ」内にある五つ星ホテル「バンヤンツリーマカオ」の入り口前に到着した黒塗りワゴンを後ろから捉えた映像。萩生田氏が車から降りるのを待ち構えていたかのように一人の男がホテルから出てくる。ギャラクシー社の日本法人の最高執行責任者(COO)を務めているテッド・チャン氏。カジノ業界では知らぬ者のない大物である。動画にはテッド・チャン氏に萩生田大臣が名刺を渡す場面も収められており、その後、テッド・チャン氏と岡部氏が「二人羽織」のように手を広げ、萩生田大臣ご一行をホテル内へといざなうのである【3】。
萩生田大臣のブログの〈有識者のコメント〉には、
〈国会議員や企業役員等がホテルを利用する際は、経営陣や支配人などが出迎えや案内をすることは各国のホテルで行われていることなので、こちらも特別なことではありません〉
とあるが、
「例えば、アメリカの国会議員がプライベートで日本に来て帝国ホテルに泊まったとしましょう。その時、帝国ホテルの社長が玄関まで出迎えに来ますか? 来ないでしょう。テッド・チャン氏がわざわざ出迎えるのはそれくらい異例のことで、まさしく特別待遇です」(カジノ事業関係者)
手元にある動画には、ギャラクシー社が運営する「ブロードウェイ・マカオ」の飲食店街を萩生田大臣ご一行が歩いている様子を捉えたものもある【4】。それを見ると、案内役の女性スタッフだけではなく、テッド・チャン、岡部両氏も同行していることが分かる。これも萩生田大臣が特別扱いを受けていたことを示す証拠といえよう。
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