ゆうこりんさえ「完璧な妻」じゃない? マジメなほど損をするママタレ界の理想と現実
妊娠中に離婚危機、しかも2回目。それって女性側にも問題があるのではないか、と思う人も少なくないだろう。そう、小倉優子のことである。
おそらく上記のような雰囲気を察して、ゆうこりんは素早く「私の至らない点があった」とコメントを出した。黙っていれば自分にも夫にも、痛くもない腹を探られるリスクがある。ましてや自分は妊娠中。よけいなストレスを抱えたくはないだろう。
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ゆうこりんといえば、可愛らしい容姿と声、さらにレシピ本も出すほどの料理の腕前で有名だ。前夫のゲス不倫にもめげずに2人の子どもを育て、もう十分すぎるほど立派である。実生活の苦労がしのばれる健気さが買われてか、オリコンの「好きなママタレント」では2017年・2018年度と連続トップの座についた。そんなママタレとして不動の地位を確立していたはずの女性が、「至らない」とはいったいどういうことなのか。
女性タレントが離婚を語る時、「生活のすれ違い」や「お互いにとってより良い道を考えて」といった常套句は多くある。しかしこの「私の至らない点があった」と語る人数が圧倒的に多いのは、グラビアアイドル界である。山口もえやスザンヌも、かつて「私がもう少し頑張っていれば」「私に余裕がなかった」と、離婚時の心境を語っていた。また優木まおみは結婚生活を継続しているものの、「もし浮気されたら?」という問いに、「もしされるようなら自分に魅力が足りないということ」と答えていたし、いま絶好調の田中みな実も、オリエンタルラジオ・藤森慎吾との別れは「私が至らないことが多かった」と明かした。
なぜかグラビアアイドルに多い、自分を責める傾向。でも実は、その完璧を目指す尽くし方こそが、うまくいかない理由なのではないか。「至らなさ」を埋めようともがき続けるマジメさが、彼女たちの首をしめているのではないだろうか。
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