元NHK「青山祐子アナ」が久々テレビ出演 見せつけた“実力”と日テレ社内の“反応”

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MCタジタジ

 ともあれ、8年ぶりの彼女はどうだったかと言えば、舌を巻いたのは民放局の幹部だ。

「8年のブランクがあったとは思えないほど、表情も豊かで、身振りも交えた語り口はわかりやすい。さすがは元NHKのエースと思いました。4児の母とは思えないほど若々しかったですね。ただ、上手すぎて、コメンテーターだけではなく、MCの役回りまで奪ってしまっていましたが……」

 番組にテーマは、もちろん新型コロナである。おそらくスタッフは、香港在住者として、現地の様子を語ってもらえればいいと考えていたのだろう。

「もちろん、現地に暮らす庶民として、また母として、特別コメンテーターの彼女は香港の様子をわかりやすく説明していました。隣には通常のコメンテーターとして、医師で元厚労技官の国光あやの・衆院議員、そして日比谷クリニックの加藤哲朗・副院長が並んでいたのですが、彼らの発言に間髪入れず質問するなど、MCの右松健太アナ(41)の出番がなくなっていました。彼女の番組かと思ったほど上手に仕切っていました」(同・民放局幹部)

 8年ぶりとあって気合いも入っていたのかもしれない。語りは庶民としてのものだったが、その服装は胸元にはダイヤモンドが輝き、白のスーツの下には金色っぽいチューブトップ……セレブ感がにじみ出ていたのも印象的だった。

「以前、仕事で一緒になった番組スタッフに聞くと、あんまり服装にこだわる人ではないそうですけどね。買ったばかりのカーディガンを裏返しに羽織って、ついたままの値札をぶら下げていたなんてこともあったそうです。屈託のない好人物だそうですよ。それだけに、周りからどう見られているか気にしないタイプのようで、だからこそ7年間もの産休や、セレブパーティなど批判されても、意に介さないんでしょうね」(同・民放局幹部)

 では今回の出演、日テレ関係者はどう見ていたのか。

「日テレは、もしもの場合を心配していたそうです。新型コロナの感染が広まっていない香港とはいえ、中国本土とは地続きですからね。彼女が感染していなくても、彼女と一緒に来日したマネージャーや衣装のスタッフもいるでしょう。彼らが感染していないとは言えない。そこから日テレスタッフに感染したら、『深層NEWS』のみならず、報道番組全てが動かなくなる可能性もありますから。結構、冷ややかに見られていました」

 そんな心配をよそに、番組の最後で、彼女は久しぶりのテレビ出演の感想を明るく語っていた。

右松:8年ぶりに、1時間の出演はいかがでしたか?

青山:あっという間でしたね。もっともっと色々あるんですけど、また機会があれば。こんなに早く終わるんでしたっけ……。

右松:これから日本でもお仕事を徐々に?

青山:徐々にできれば。でも、基本、子供が香港におりますし……、チャンスがあれば、戻って参ります!

 意外に早く戻ってきそう。

週刊新潮WEB取材班

2020年3月19日掲載

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