「羽賀研二」が語った5年8カ月のムショ暮らし 出所後初インタビュー

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 2007年、羽賀研二(58)は詐欺と恐喝未遂の罪で逮捕された。13年の判決確定以降、昨年1月に出所するまで、じつに5年と8カ月を生まれ故郷にある沖縄刑務所で過ごした。今回、出所後では初となるインタビューに応じた羽賀が、辛酸を嘗めた獄中生活について語った。

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〈羽賀が罪に問われたのは、知人男性に未公開株の購入話を持ちかけ3億7千万円を騙し取ったとされる行為だった。元プロボクシング世界王者の渡辺二郎も共に起訴されている。逮捕現場は、当時手掛けていたジュエリーブランドの展示会のため訪れた四国の松山空港。空港に降り立ち手荷物を受け取った瞬間、大阪府警の捜査員に囲まれたという。〉

 テレビのドッキリかと思ったくらい、本当に何が起こったのか分かりませんでした。最初の2、3カ月は府警本部の留置所に入れられました。取り調べで、刑事はテーブルをガンガン叩き、耳元で、鼓膜が破れるくらいの大声を上げてきます――。

〈その後収監された沖縄刑務所では、芸能人という配慮で、4畳半一間の独房が与えられることとなった。が、その立場ゆえに刑務官から嫌がらせされたとも振り返る。〉

 自分は、溶接工場といって、バーベキューセットやベンチを作る仕事を担当していましたが、ドブさらいやトイレ掃除ばかりを命じられていました。手袋もなしにスコップで下水溝の掃除をするんですが、工場から流れてきた鉄片やら木片、なんだか分からない突起物が紛れていて、うっかり触れば手を切ってしまう。

 とても不衛生で危険な作業だから、他の受刑者がやることはなかったのですが、オヤジ(刑務官)に言わせれば、

「オマエにはケガをされたら困るから、溶接の作業はやらせられない。代わりにゴミ処理や分別をやれ」

 その一環としてドブさらいを命じられたわけです。

〈時には刑務官と衝突し、懲罰房へ送られたという羽賀。その影響か仮出所は認められず、ほぼ満期を塀の中で過ごすこととなった。出所が迫った昨年1月、今度は協議離婚した妻へ不動産を譲渡していたことが差し押さえを逃れるための「虚偽離婚」とされ、強制執行妨害などの容疑で“獄中再逮捕”されてしまう。先の事件の被害者が民事で起こした裁判で、羽賀は約3億9千万円の支払いを命じられている。〉

 残した妻子の生活をどうするか考えた際、複数の弁護士たちに相談したら「協議離婚」した方がよいと助言されまして。

 当時、コレって犯罪になりませんかと聞いて、大丈夫だと。それで手続きをした。結果として世間に迷惑をかけたことは、私の責任です。

〈現在は保釈中の身で、判決は3月18日に那覇地裁で下される。同日発売の週刊新潮で語ったのは、獄中生活、そして離婚した元妻に忍び寄る“男の影”……。羽賀のインタビュー動画はデイリー新潮で配信中である。〉

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