高校生で人生がほぼ決まってしまうフランスの超学歴社会…日本人ははるかに幸せ
日本の大学受験生は、そろそろ大学入試も終わる時期でしょうか。フランスの学生にとっては、大学の合格発表を待つ日本人より遥かに大変な時期を迎えています。なぜなら進路の決定という、いわば“人生の岐路”に立たされているからです。
実をいうと、こちらは日本人の想像を超える厳然たる学歴社会です。まず、大学に進学するために必要なのがバカロレア(通称バック:BAC)と呼ばれる「高校修了証」。卒業前年の6月に7日間にわたって行われる全国統一試験に合格すると、このディプロムを取得し大学へ進学できます。...