赤旗に稲垣吾郎も起用 共産党が消したい“革命色”

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 プロレタリアも今は昔。厚化粧で素顔を隠すことに余念がないのは、日本共産党である。

「2月13日の衆院本会議で、安倍総理が共産党について“現在も暴力革命の方針”と言及。志位和夫委員長らが“破壊活動の方針を取ったことも、実行したこともない”と色をなして反論しました」(政治部記者)

 もっとも“暴力革命の方針”とは、警察庁や公安調査庁の公式見解をなぞっただけ。さらに、

「この手の答弁はいわば季節もので数年に1度は必ずある。ただ、ここまで強く反論するのは初めてです」

 一体、何が共産党の気に障ったのか。さるウォッチャーが言うには、

「かの党は目下、野党共闘にご執心で“暴力革命”なんて不穏な言葉は極力表に出されたくないんです」

 野党共闘の“本気度”は、こんな形でも。

「共産党は1月に開催した党大会で、今なお最高権力者である不破哲三・前議長の引退表明も視野に入れていた。ところが、野党共闘に反対する古参の党員たちを宥められるのは不破さんしかおらず、先延ばしになったといわれています」

 それだけでなく、

「これまで著名なタレントや俳優を数多く起用してきた『しんぶん赤旗日曜版』の巻末インタビューでは、1日発売の号に稲垣吾郎が登場。共産党の国会議員も日曜版についてツイッターで“バラ売りもあります”と宣伝していました。さらに2月23日には、新たな綱領を『JCP MANIFESTO』と題したオシャレな冊子にして配布。“革命色”を消すためには何でもありといった様相です」

 いっそ、党名も変える?

週刊新潮 2020年3月12日号掲載

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