世界遺産「醍醐寺」で骨肉裁判 チャイナマネーも絡む不動産
太閤秀吉が催した一世一代の宴として名高い「醍醐の花見」。その舞台となったのが京都の醍醐寺である。だが、世界遺産の名刹を総本山とする真言宗醍醐派では、そのトップに当たる「管長」父子の間で裁判闘争が勃発。桜満開の季節を迎える前に、骨肉の争いで火花を散らしているのだ。
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宗教ジャーナリストの小川寛大氏によると、
「京都は訪日外国人に人気の観光地ですが、その恩恵を受けられず、困窮する郊外の寺も少なくない。そうしたなか、醍醐派の寺院が所有する不動産が売りに出されたことで、“醍醐寺も苦しいのか”と地元の仏教界で取り沙汰されています。...