総支配人が直々にお出迎え…萩生田大臣がカジノ業者から受けた“特別待遇”

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ロビー活動

 マカオのカジノを取材したこともあるジャーナリストの出井康博氏が言う。

「一般客はマカオの港から無料のシャトルバスを使ってホテルまで向かいますが、萩生田大臣は黒塗りワゴン移動ですか。VIPは違いますね。さらに、ギャラクシー社のカジノ事業の責任者であるテッド・チャン氏がホテルで出迎えたとなると、それは特別待遇と見られても仕方ないでしょう」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「MGMリゾーツやラスベガス・サンズ、ギャラクシーといった大手は日本のカジノに参入できれば莫大な利益を得られることが分かっていますから、各社、様々な形でロビー活動を行う。そこでまずターゲットになるのがカジノ議連のメンバーで、中でも萩生田さんは安倍総理の側近。事業者側はそうした日本の政治状況を把握した上で働きかけてくるのです」

 として、こう語る。

「実際にどの事業者をどこに参入させるかは極めて政治的な案件。だから職務権限を持っていたとしても秋元議員のような小物より、萩生田さんのほうが遥かに影響力がある。そういう立場にある萩生田さんだからこそ、疑いを持たれるような相手と接触すること自体が問題なのです」

 萩生田大臣も同行の白柳氏(大臣の地元、東京・八王子市にある不動産会社「エイト」の白柳雅文会長)もこの「マカオ旅行」について、それぞれのブログでなぜか全く触れていない。やましいところがないなら堂々と書くはずだが――。

週刊新潮 2020年3月12日号掲載

特集「『萩生田光一大臣』に『カジノ汚染』の証拠画像」より

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