新型コロナに鈴木福くんもショック 子役タレントの仕事は“不要不急の外出”なのか

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中3・福クンの青春

 子役タレントの福クンこと、鈴木福くん(15)の学校でも臨時休校が発表された、2月28日付の悲痛なブログが話題となった。

《今日、学校で報告がありました。/新型コロナウイルスにより、/2日から休校となりました。/僕らが学校に行けるのは多くて3日。/登校日を設けてくれて荷物と通知表を取りに行く日と、卒業式。/僕らの青春の日々があっという間に失われました――》

 福クンが卒業を控えた中学3年生になっていたことにも驚いたが、“青春の日々があっという間に失われた”翌日からは、ケロッとテレビのロケの様子が綴ってある。ただし、ロケ日は2月29日(土)、3月1日(日)だ。所属事務所に聞いてみた。

「タレントの仕事については、あくまで本人次第です」(広報担当)

 通常通りということらしい。彼の事務所は児童劇団も抱えているが、

「子役のレッスンは2月末から3月8日まで休校となりました。その後については検討中です。こちらは仕事ではありませんので」(同)

 臨時休校とはいえ、あくまでタレントとしての仕事は別のようだ。福クンの事務所に限らず、有名どころの子役タレント事務所の多くは、児童劇団のレッスンを休講と発表している。だが、複数の子役を抱える事務所に、この間の仕事について聞くと、「言えない」と言うばかりだった。ある事務所は声をひそめて言う。

「コロナ蔓延を避けるため、ウチのタレントは出演させません、と言えれば格好いいのでしょうが、そんなことを公に言ったら、今後オファーがなくなっちゃうかもしれません。かといって、出演させます、とも言えない状況です。世間からどんな批判が来るか分かりませんからね」

 事務所としても、なかなか判断は難しいところらしい。新型コロナに感染しても子供は重症化しにくい、というのがせめてもの救いか。むしろテレビ局が気遣うべきは、老人タレントのほうかも。

 長い臨時休校ではあるけれど、児童生徒のみなさん、毎日を謳歌する工夫をするしかないようです。

週刊新潮WEB取材班

2020年3月5日掲載

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