不倫騒動でNHKを提訴 テレ朝「村上祐子」エリート夫の奇策

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離婚を受け入れる…

 ちなみに請求額は150万円。随分なロジックをひねり出したものだが、西脇氏の人物像については、

「まぁとにかく、頭の回転が速い優秀なヤツです」

 とはテレ朝関係者。

「大学は東大法学部で、経済学部にいた丸川珠代参院議員と同期。在学中に司法試験に合格し、司法修習を終えて入局した異例の経歴の持ち主です。アナウンサーを10年以上つとめたのち、弁護士資格を取得して現在は法務部勤務です」

 いやはや、六法全書のプロなのだ。祐子氏から受けた離婚訴訟は代理人を立てずに自ら戦い、X氏とNHKに対する裁判もやはり本人訴訟で行っている。

「離婚訴訟では祐子氏側の代理人を、かの有名な弘中惇一郎弁護士の率いる法律事務所が引き受けています。でも、西脇氏はひるむどころか“相手にとって不足なし”と闘志をむき出しにしています」(同)

 西脇氏に心境を問うと、

「裁判で主張していることがすべてです」

 と言うのみで、代わって知人が語るには、

「ヤツは“納得できない”とよく言っていました。祐子さんに離婚訴訟を起こされている中、X氏との間に何があったのか、ただ本当のことを知りたいんだと繰り返しています。彼は“祐子は裁判でも不自然なことしか言わない”とこぼしてもいました。NHKを訴えたのも、事実関係を掴みたい一心から。一方で彼女とX氏が同居を始めた現実を直視し、離婚を受け入れるつもりにもなっています」

 祐子氏は取材に黙して語ることなく、X氏のほうは、

「お話しできることはございません。すみません」

 在京キー局勤務、法律家でもあるエリートの奇策をまじえた闘争は、切ない決着で幕となるのか。

週刊新潮 2020年2月27日号掲載

ワイド特集「世界に一つだけの花か」より

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