「ハッタリ」「言いなり側近」「官僚質低下」で早くも綻び「英移民政策」
晴れて欧州連合（EU）からの離脱を果たした英国は、「主権回復」の第1弾として、新たな移民政策を発表した。移住希望者の申請資格に点数制を導入したり、単純労働者を排除したり、といった思い切った案で、今年12月31日に移行期間が終了する直後、2021年1月1日からの実施を視野に入れる。
ただ、宣伝効果を狙ったあまり現実離れしている感は否定できない。経済界からは、出稼ぎ労働者が減ることに伴う人手不足を心配する声も出ている。
背景には、ジョンソン政権内の人材不足と政策立案能力の低下がうかがえる。...
