藤田ニコル、ギャラめぐり母が事務所と対立 現場から姿消す

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裁判も辞さず

 一方、ある芸能事務所幹部はオスカーとトラブルになっていた、と明かす。

「昨年から事務所と本人のギャラの取り分について、揉めていたようです。具体的には、本人の取り分を減らし、事務所分を増やすというものだった。ニコルが多忙になるにつれ、マネージャーなどスタッフの人件費が嵩むようになっていたからです」

 それに猛反発したのがほかならぬ母だったという。

「一時は事務所を相手取り、裁判も辞さず、という構えで、オスカーは頭を抱えていました」(同)

 コトの真偽について、事務所に尋ねると、

「事実ではありません」

 と言うものの、この芸能事務所幹部は、

「解決に向け、話し合いがなされていました。母が現場に来なくなったのも、そういう理由があるのでは」

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が指摘する。

「仮に子どもが売れっ子になると、その親は“これだけ働いて、これしかもらえないのか”と疑問に感じてしまう。ただ、売り出すための人件費やレッスンなど初期投資は巨額です。事務所はそれを回収しなければならないのに、親が理解できず、トラブルになるケースが多いですね」

 芸能界で成功するには、母離れも必要なのだろう。

週刊新潮 2020年2月27日号掲載

ワイ特集「世界に一つだけの花か」より

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