テセウスの船は「上野樹里」効果で右肩上がり 真犯人が判明?していよいよ佳境へ
竹内涼真(26)主演の日曜劇場「テセウスの船」(TBS)は、2月23日に放送された第6話が視聴率13・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)を記録。第5話の11・8%を上回り、番組最高を更新した。これにはTBSの佐々木卓社長(60)も、「SNS上で大きな話題になっています。特に犯人に対する考察が盛り上がっています。視聴率も回を重ねるごとに上がっています」と大喜びだ。
もっとも、SNSで盛り上がっているのは犯人捜しばかりではない。“特別出演”とクレジットされている上野樹里(33)の評価がすこぶる高いのだ。
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改めて言っておくと、東元俊哉(33)原作の同名マンガが原作。31年前に21人が犠牲となった「音臼小学校無差別殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元警官(鈴木亮平[36])の冤罪を晴らすために息子(竹内涼真)が奔走するという物語である。だが、これにタイムスリップやら、真犯人とおぼしき人物が次々と殺害されていくなど、ストーリーは複雑化。それゆえ、SNSでは謎解きで盛り上がっている。民放プロデューサーは言う。
「真犯人ではないかと視聴者に思わせながら、殺害してしまうという手法は、『あなたの番です』(日本テレビ)でも話題になりました。さらに、主人公の妻として出演していた上野樹里は、初回で出産直後に死んでしまうというのも、“あな番”で主役でありながら前半で殺されてしまった原田知世(52)を連想させるものでした。『テセウスの船』のクレジットを見ると、主演の竹内がトップ、鈴木がトメ(最後)はもちろんですが、竹内の母・榮倉奈々(32)が番手(2番手)、麻生祐未(56)がトメ前で、上野はどの辺かといえば、中頃に“特別出演”と出てきます。初回でいなくなってしまうから“特別出演”なのかと思っていたのですが、第4話から上野は生き返ります。同一人物でありながら、竹内の妻ではなく、週刊誌記者として……」
どういうことかといえば、令和の現代から事件が発生する平成元年にタイムスリップした竹内は、父の冤罪を晴らすため、無差別殺人以前に同地域で起こった怪死事件にも首を突っ込む。その途中で意に反して再び現代に戻ることになってしまうのだが、竹内が過去を変えてしまったために、未来も一変してしまったのだ。
「現代に戻ると、死刑囚の家族として共に苦労を重ねてきた母と兄は一家心中で亡くなっており、現代はより過酷なものになっていました。そこで、ひょっと死んだはずの妻が生きているのではないかと、上野の実家を訪ねると、そこへ現れたのが、なんと週刊誌の事件記者として音臼小学校無差別殺人事件を追っている彼女でした。そのため2人は手を組んで事件の真相を追うことになるのですが、この回からはむしろ、これまで出演していなかった分を取り戻すかのように、上野の出番が増えていきました」(同)
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