備蓄マスクの行方(KAZUYA)
新型コロナウイルスがまだまだ猛威を振るっています。
日本国内でも感染者が死亡するなど、状況は悪化するばかりです。早い段階で中国全土からの渡航者を一時的に全て止めるべきだったのではないか……とは思っていましたが後の祭りです。
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やはり予防のため、外出時のマスク着用は着けている本人にも、そして周りの人にとっても安心感を与えます。もちろんマスクで完全に防げるわけではありません。しかし治療法が確立していない未知のウイルスと向き合う上で、マスクをしているかしていないかでは、全く心の持ちようが違うのです。
普段から一定数持っていた人はいいですが、今回の感染拡大を受けて薬局に走った人も多いでしょう。とにかくマスクが品薄です。中国人が爆買いして行ったり、日本人が買って高く転売するなど残念な事態です。まさに需要と供給の関係で、メルカリやAmazonで、かなりの高額でマスクが売買されていたのも確認しています。普段から転売屋は批判を受けますが、今回は特にやめろよという話です。それでも高値で買っちゃう人がいるから転売屋もなくなりません。
日本人がマスクを買えず不安になる中、自治体が備蓄していたマスクの使い方に賛否両論です。
岡山県総社市は備蓄していたマスクを市民個人へ23万枚、医療機関、福祉施設、学校等に20万枚配布したと片岡聡一市長がツイートしています。購入できず不安な市民のため備蓄を配布するという、当然といえば当然の対応なのですが、多くの称賛が寄せられています。何しろ市民に配らず中国に送ってしまう自治体があるからです。
香川県は友好提携している中国の陝西省へ約2万7千枚のマスクを送りました。これには市民から「県民に配れ」との苦情が寄せられたと朝日新聞が報じています。そりゃそうでしょう。県民を差し置いて中国へなんてまともな判断とは思えません。
もっとひどいのが兵庫県です。友好提携している広東省と海南省へ、なんと100万枚ものマスクを送ってしまったのです。兵庫県ではそんなにマスクが流通しているのかと思いましたが、そうではないようです。何か弱みでも握られているのかと勘ぐりたくもなります。
支援するなとは言いません。優先順位があるだろうと言いたいのです。マスクを求める日本人に十分行き届いているのであれば、緊急事態ですし惜しみなく支援をするべきでしょう。しかし品薄状態であるのに、中国へ送ってしまうとは……。なんのための備蓄なんだという話です。倉庫に備蓄しているのは、県民や市民ではなく中国人のためなんでしょうか?
政府はマスクの量産によって毎週1億枚以上が供給される態勢になると発表しました。
毎週1億枚。すごいなと一瞬思いましたが、人口1億人超で多くの人が使いつつ、毎日取り替えると考えると……あれ? 足りますか? 増産はうれしいですし、工場で働く労働者の方々には感謝しかありませんが、国民側も計画的に使ったほうが良さそうです。