さかなクン、ハコフグ帽は家でも着用!? 目撃者語る“帽子の下”

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ニット帽

 トレードマークであるハコフグ帽子は、冬用と夏用(メッシュ加工)、水中用、教壇用(大学の校章入り)、クロマキー(映像合成)用などを被り分けているようだ。しかし彼の知人によると、帽子の下を人に見せることは滅多にないらしい。

「彼の自宅にお邪魔したときも、あのハコフグ帽子を被っています。基本的に、人前ではあの姿と決めているのでしょう。本人も、“帽子は皮膚の一部だから”と言っていましたしね。さすがに、寝るときは脱いでいると思いますけど。ふだん、プライベートで外出するときは黒や茶色のニット帽を被っていますよ。ニット帽を被るのは、ハコフグ帽子の上からですけれど」

 なんともはや。

「2、3年前、大阪の和食料理店でした。さかなクンも私もかなり飲んで酔っ払ったのですが、彼の帽子が、かなりズレたままになっていまして。黒髪で前髪が少し眉毛にかかるぐらいの、ごく普通の髪型でした」

 さかなクンのふだんの“生息場所”は千葉県館山市。市内にある西岬(にしざき)漁協の海老原斉組合長(78)も、帽子に隠された素顔を知る一人だ。

「俺はさかなクンから“親方”と呼ばれているんだけど、ここでは彼を特別扱いすることはないね。地元のみんなといるときは、あの帽子も被っていない。髪型はいたって普通よ。別にハゲてるわけでもないし。ただ、喋り方はテレビと変わんねえな。“ご”を“ギョ”に換えてさ」

 漁協の古強者は、目を細めて続ける。

「彼は朝早い漁にもよく顔を出してくれるし、一緒に船に乗ったり網を引くこともある。魚を捌(さば)くのだってなんでもやるよ。気配りもよくできるし、とにかく、魚のことならなんだって知っているんだから。こっちが教わるぐらいだよ」

 まさに、好きこそものの上手なれ。ギョ立派!

週刊新潮 2020年2月27日号掲載

ワイド特集「世界に一つだけの花か」より

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