サッカークラブ創設、武井壮に監督依頼した本田圭佑の皮算用

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 本田圭佑(33)が「ONE TOKYO」なるサッカークラブを創設した。

 同クラブの公式サイトは、

〈ONE TOKYOはオーナーやフロントが権力を持ってなにかを決めるといったことはしません。サポーターによる選挙や投票を通してクラブ経営に必要なものごとを決めていきます〉

 と“完全民主制”を標榜。早速、監督の選挙を実施し、タレントの武井壮(46)が選出された。これに対し本田は、

〈サッカー経験者じゃないけど、サッカーが好きな人にとっては大きな希望ですよね。これで成功したらJ1のクラブからオファー来たりして〉

 とツイート。きょうび、なかなか夢のある話のように思えるが、

「投票するには会員になる必要があり、会費は1万円から。民主党代表選の参加費が千円だったことからすれば、ちょっと高すぎますよね」

 とさるサッカーライターが苦笑する。

 クラブは最底辺リーグ、J1から数えて“10部”からのスタートとなる。“いずれJリーグに”なんてことが起こるのだろうか。

「10部は、サッカーを高校や大学でやり、今は仕事しつつ趣味で続けているような人たちからなる草サッカーレベル。7部までは似たり寄ったりですから、少し本気になればそのへんまでは上がれるでしょう」

 ただ、プロチームを目指すとなると簡単ではない。

「特にJFLからJ3に昇格するには、事業収入や入場者数、地元自治体の支援など、厳しい要件をクリアする必要があります」

 もっとも、

「本田は、ファンドを立ち上げたり、金集め、ヒト集めは大好きですからね」

“武井監督”についても、

〈監督として招聘するとなると億は超える人だなーって思ってたので、めちゃラッキーと思ってます〉

 とツイート。早くも算盤を弾いているようだ。

「要は武井ならスポンサー集めに使えるというわけ。監督候補にサッカー経験者もいましたが、無名でした。まあ、本当に投票で決まったのかはマユツバですが」

 近頃は所属先が定着せず転々としている本田。いっそ同クラブに移籍しては?

週刊新潮 2020年2月27日号掲載

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