【新型コロナ】海外メディアは東京五輪中止を想定 組織委事務局長を「子供じみている」と批判

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東京都はタイム誌に“回答拒否”

 この記事は日本版サイトでも、翌20日に「【新型肺炎】東京五輪開催、間に合うか? ロンドンが代替開催に名乗り」とのタイトルで配信された。記事の一部を引用させていただく。

《新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。もしも東京五輪がこの春行われる予定だったら、中止に追い込まれていただろう。

 日本の著名なウイルス学者である東北大学の押谷仁教授はそんな厳しい見方をしている》

《国際オリンピック委員会(IOC)は、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)は予定どおり開催できると楽観的な見通しを述べている。

「2020東京オリンピック競技大会に向けた準備は計画どおりに進む」と、IOCは本誌に書面で回答した》

《WHO西太平洋地域事務局長を務めた感染症の専門家・尾身茂は2月13日、夏までに感染拡大が収まっているかどうか現時点で予測することはほぼ不可能だと述べた。

「率直に言って、今は新型肺炎が五輪開始前に終息すると判断するに足る十分な科学的根拠はない」

 尾身は「いつ終息するかを論じることには意味がない」として、ウイルスが既に日本に広がっているという前提で対策を立てねばならない、と警告した》

 3つ目にご紹介するのは、ニューズウィークのライバルとも言えるタイムだ。同誌の電子版は20日、「東京五輪はコロナウイルスの犠牲者になるのか?」(Could the 2020 Tokyo Olympics Be a Victim of COVID-19?)との記事を掲載した。

 ここでは記事の末尾をご紹介しよう。

《東京都に五輪開催地の移動、開催の延期について、どのような緊急時対応計画が策定されているのかを訊ねた。都はタイムに対し、「仮定の状況に対する質問には答えられません」と回答した。しかしウイルスはアジア全域に拡散しつつあり、そのリスクは現実的なものになりつつある》

 メディア側の懸念に呼応したのか、2012年のオリンピックで開催都市を務めたロンドンから、予想外の“異議”が唱えられた。

 2月20日、時事通信は「今夏の五輪『ロンドン開催を』 新型肺炎で市長選候補名乗り」と報じ、記事はYAHOO!ニュースのトピックスに掲載された。

《国政与党・保守党公認候補として出馬するショーン・ベイリー氏はツイッターで「2020年、ロンドンは再び五輪を開催できる」と宣言。「われわれにはインフラと経験がある。そして(新型)コロナウイルスの発生により、世界はわれわれの介入を必要とするかもしれない」と東京五輪中止の可能性に言及》

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