竹俣紅がフジテレビアナウンサーに内定、棋士から「華麗なる転身」のワケ

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 天に二物どころか三物も与えられているのか。“美人過ぎる女流棋士”と称された竹俣紅(たけまたべに)“元”女流初段(21)が、来春採用のフジテレビアナウンサーに内定したと報じられた。華麗なる転身の裏にはどんな読みがあったのか。

 竹俣は2012年10月、渋谷教育学園渋谷中学校2年生の時に女流プロ入りした。が、一昨年末、日本将棋連盟に退会届を提出して棋界と決別している。

 観戦記者によれば、

「局アナへの転身は、正解だと思います。彼女の学歴と美貌を考えれば、当然の決断でしょう」

 目下、竹俣は早稲田大学政経学部の学生で、数多のテレビ番組に出演しているのはご存じの通り。観戦記者が続ける。

「女流棋士の対局料は、1万円に満たない時もあります。彼女の対局数は年間10局程度でしたから、本業の年収は100万円にも満たなかったはずです」

 一方、フジテレビ社員の平均年収は1千万円超だが、アナウンサーは早くして平均を超えるとか。

「経済的な問題ではなく、活躍の場を求めて転身を決断したのだと思います」

 こう語るのは現役棋士だ。

「彼女の先祖は、藩政改革を断行した米沢藩主・上杉鷹山(ようざん)の家老だった竹俣当綱(たけのまたまさつな)。東京・渋谷区内の一軒家に住む裕福な家のお嬢さんですから、経済的には何の不自由もありません」

 数年前、竹俣は本誌(「週刊新潮」)の取材に“当綱の家系で、父親が山形の県花・紅花から名付けた”と語っていた。

「ここ数年、竹俣さんの棋力は頭打ちで負けが込んでいました。後輩棋士も勢いがあり、彼女は“将棋界に居場所を見つけるのが難しい”と、限界を感じたのでしょう」(同)

 彼女が指した一手は妙手となるか、それとも……。

週刊新潮 2020年2月20日号掲載

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