高木豊のYouTubeチャンネルめぐり恩人が怒りの告発 刑事告訴も検討

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キャバクラ代まで

 ところが1カ月後の11月初旬、A氏は高木からこう切り出されたという。

「『一緒にやってて楽しくないからやめたい』って。そりゃ唖然としましたよ。そしてチャンネルの管理権限を勝手に持ち出し、里崎さんらとともに去ってしまったのです。彼と一緒だった3カ月間のキャバクラ代などの飲食費も、すべて私が支払っています。頭にきて、過去に負担した経費約450万円を請求しました。でも、年末に75万円が振り込まれただけです」

 さらにA氏を怒らせたのは、次なる事実だった。

「高木さんは私にやめると通告する前日、別のパートナーと新たにY社を立ち上げていたことが最近になってわかりました。私からスタートアップ時の経費をせしめて騙した詐欺も同然。おなじ目に遭った被害者は他に何人もいる。刑事告訴も視野に入れています」

 高木は月収300万円に達するYouTube長者だというから、これはA氏が息巻くのも当然である。

 高木を直撃すると、

「会社に聞いて」

 と言うばかり。そこでY社の社長に質すと、

「Aさんによるビジネスの構想は素人っぽく、資本金も満足でなくて実現可能性に乏しいと映りました。Aさんとは契約書も交わしておらず、瑕疵はないと考えます。ご請求の金額については話し合いに応じるつもりですが、先方が連絡に応じてくれず困っています」

 よもや現役時代に見せた俊足で逃げきるつもりではあるまい。

週刊新潮 2020年2月20日号掲載

ワイド特集「仮面に告発」より

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