100回目前で「仮装大賞」が大ピンチ 欽ちゃんの“不吉な予言”は当たりませんように……
2月1日に放送された「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」(日本テレビ)の視聴率は9・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)だった。実はこれ、昨年とまったく同じ数字で、2年連続の二桁割れとなったのだ。今年で97回目を数えた仮装大賞だが、このままでは記念すべき100回目は放送されないかも――。
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放送当日の読売新聞は、ラテ欄でこう解説している。
《「また今年もやるの?」なんて思ってはいけない。上位に食い込んだ仮想は目が釘付けになるレベルの高さだ。とくとご覧あれ。(中略)「国民の学芸会」「歌舞伎に通じる“見立て”」――。過去の当欄はそう表現してきたが、確かにこれは、日本の「文化」かも。「仮装大賞」ある限り、参加者のアイデアは尽きない。さあ、100回目が見えてきた。》
日本の「文化」とは言いも言ったり。残念ながら、視聴者はそれほど多くなかった。民放プロデューサーが言う。
「今年の裏番組は、テレビ朝日『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』が10・4%、続く『池上彰のニュース そうだったのか!!』が9・7%、TBS『ジョブチューンSP』が12・1%、フジテレビ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』が7・7%、そしてテレビ東京の土スペ『寺脇&原田 共同浴場めぐりの旅』が6・2%、続く『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』が7・7%。特に強い番組はなかったにもかかわらず、一桁でしたからね。日テレとしては頭を抱えているでしょうね」
放送前にそれを予言するかのように語っていたのは、欽ちゃんこと萩本欽一(78)だった。
1月13日、司会の萩本と香取慎吾(41)が揃って行われた取材会でのことだ。現在、年1回のペースで放送される「仮装大賞」、このまま行けば3年後に100回目を迎えることを尋ねられて――。
香取:欽ちゃんと迎えられたらいいな。
萩本:正直言ってね、100回目は迎えられないと思う。(収録後に)ああ、ダメだあと思ったの。今回、収録終わってから生きている感じがしなかった。階段も上がれないぐらい。長い間ありがとうございました……。
香取:そんな、リアルに危ない話を……。欽ちゃん、今のうちに“あいうえお”とか全部録音しておいてください。AIとかCGで横にいてくれたら、ずっとやれます。
「最後は自身の体の衰えに持って行き、香取がAIネタに振って笑いにしていましたが、お年ですから体が辛いというのも本当でしょう。もちろん萩本さんも、40年以上続けてきた番組ですから、100回はやりたいはずです。ただ萩本さんは、番組自体が持たない、と感じている可能性はある。なんといっても“視聴率100%男”と言われた人ですからね、数字にはシビアです。収録を終えて、どの程度取れるか、肌で感じたのかもしれません」(同・民放プロデューサー)
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