橋本五輪相と高橋はるみ議員の「公選法違反」疑惑、核心の「裏領収書」を公開!

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押し切られた異論

 クビ筋が薄ら寒いところだろうが、疑惑は吉田さんを「共有」した橋本大臣にも飛び火した。選挙戦で一心同体だった2人は、吉田さんのギャラについても歩調を合わせていたのではないか、と考えるのは当然だが、実際、それを強く推認させる「数字」もある。

 橋本陣営の収支報告書を見ると、吉田さんの勤務は「全日」が5日間、「半日」が4日間となっている。このうち、全日の日は日当1万5千円が支払われているのだが、問題は半日の日で、7500円が支払われているはずと思うところ、実際に記されているのは9千円。これすなわち、高橋陣営で支払われていた吉田さんの額=1万8千円のちょうど半分に当たることから、橋本陣営も実際は吉田さんに日当1万8千円を支払っていたのではないか、との疑義が生じてくるのである。

 これらを報じた本誌が発売されると、両名は火消しに追われた。

 まず、高橋議員は、「当時の担当者が退職してしまったため、詳細がわからない」としながらも、概ね、以下のように反論している。

〇(疑惑1について)1万5千円を超えて支払った事実はない。

〇(疑惑2について)法定超えの額が請求されたのは事実。しかし、まだ支払いを済ませていないので違法ではない。今後、参加者からオーバー分を徴収することも含め、適正に処理する。

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