野村克也さんを偲ぶ 担当編集者の“素人すぎる質問”に20分考えて出した回答とは

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 名捕手、名将だった野村克也さんは、巧みな話術でも大いに世間を愉しませてくれた。決して多くは語らないものの、本質を見抜くその語りは、ひょっとすると、記者とのやりとりで磨かれたものかもしれない。連載担当としてご自宅に通い、夫妻と交流した元週刊朝日編集長の川村二郎氏が“追悼・野村克也さん”を寄せた。

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 一九八一年、「週刊朝日」で「野村克也の目」というタイトルで連載をすることになったのは良かったが、始めるとすぐ、

「これはエライことを引き受けたぞ」
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