山口組顧問弁護士が見た「バブルとヤクザ」「天国と地獄」

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山口組「顧問弁護士」が明かす暴力団平成史 私が渡った危ない橋(2/2)

『山口組の平成史』の著者・山之内幸夫氏(73)は、1984年から三十数年、山口組の顧問弁護士を務めた。氏が経験した“危ない橋”、そして間近で目撃してきた暴力団の平成史は、いかなるものだったのか――。

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 1989年に終結した山一抗争。その実話を基にした山之内氏のベストセラー『悲しきヒットマン』は映画化もされ、また中井貴一主演の映画「激動の1750日」もヒットを記録する。これをきっかけに、「強い山口組」のイメージは世間に浸透し、トラブルを抱えた経済界からの“信頼”も集めるようになる。...

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