和泉元彌一家は令和の新「芸能人ファミリー」 長男テレビデビューで長女も秒読み

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“キモい夫”で再ブレイク

 遅刻のニュースは忘れていても、「ダブルブッキング」騒動をご記憶の方は多いかもしれない。日刊スポーツは6月28日「和泉元彌、ダブルブッキング 節子ママ必死の調整」との記事を掲載した。その後の大騒ぎをスポーツ紙の見出しでご紹介しよう。

◆02年7月3日「和泉元彌・ダブルブッキング問題 ヘリでセスナで移動――能楽協会、自主退会勧告も」(スポーツニッポン)

◆02年7月19日「狂言師の和泉元彌 岡山と長野でまたWブッキング」(日刊スポーツ)

◆02年7月28日「和泉元彌が400キロの大移動 ヘリとジェットで1時間58分」(スポーツ報知)

 狂言界のプリンスと言われていたのに、05年11月には、何とプロレスデビューも果たしている。母親の節子さんも「セッチー鬼瓦軍団」を率いて登場した。

 身体を張ったパフォーマンスが話題となっても、同じ月には道交法違反容疑で警視庁に逮捕されてしまう。2年半の間に6回の出頭要請に応じなかったためだ。

 更に翌06年6月には東京国税局が5年間で2億円以上の申告漏れを指摘。自宅兼事務所が差し押さえを受けたと報じたメディアもあった。

 とうとう日刊スポーツは07年9月、「狂言師和泉元彌と妻の晶紀さんが別居で離婚危機」と報じた。

 更にデイリースポーツも11月、「羽野晶紀 元彌と離婚へ 仕事復帰 準備着々…昔からの仲間、古田&生瀬のバラエティー番組に出演 結婚生活から解放され?『よいリハビリになりました』」と離婚秒読みだと伝えた。

「ところが、昨年頃から和泉元彌さんの“危ない夫”、“キモい夫”エピソードが話題になります。例えば去年の3月、羽野晶紀さんが『バイキング』(フジテレビ系列・平日・11:55)に出演、『マフラーやリップクリームは夫婦共有』という家庭内ルールを紹介したりして、愛情が過剰すぎると訴えました。今年の2月7日には和泉元彌さんが『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ制作・金曜・19:00)に出演し、『妻のおにぎりを他人が食べるのは厳禁』、『妻の美容室で男性美容師が担当するのは厳禁』といったルールの存在を明かし、共演者にドン引きされていました」(同・関係者)

 お笑いコンビのチョコレートプラネットが和泉元彌のモノマネをすることも、一種の追い風になったようだ。母親の節子さんが番組に呼ばれ、モノマネにダメ出しをする姿も話題になった。

「かつて高島忠夫さん(1930~2019)と寿美花代さん(87)は夫婦でテレビに出演していました。“高島ファミリー”という言葉もありました。しかし、よく考えてみると、高嶋政宏さん(54)や高嶋政伸さん(53)を含めた4人でコンサートやイベントに出席したことはありましたが、一家揃ってのテレビ出演という機会は少なかったと思います」(同・関係者)

 他には梅宮辰夫(1938~2019)と妻のクラウディア(75)、そして娘のアンナ(47)という“梅宮ファミリー”がテレビ出演することはあったが、スキャンダルによる出演依頼が多かったのは事実だ。

「普通の芸能人家庭としてテレビに出演するという意味では、和泉一家のライバルは意外に少なく、彼らが仕事を独占できる日も近いでしょう。実際、テレビの作り手から言えば、一家そろっての旅行ロケ、一家揃っての歌合戦など、いくらでも企画は考えられます。バラエティ番組のスタッフとしては、手ぐすね引いて待ち構えているというところですね」(同・関係者)

週刊新潮WEB取材班

2020年2月15日掲載

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